世界的に見て日本で受けられる医療水準はとても高く、多くの新薬や医療技術の発展により、治療可能な疾患が増えています。
一方で、国際情勢の変化や、少子高齢社会にあって、医療の担い手である医療機関はさまざまな課題を抱えています。また、受診者が適切な医療を受けるためには、受診者側も積極的に医療情報を入手することが必要になってきています。
医療機関の課題解決のためにも、受診者が適切な医療を受けるためにも、医療機関と受診者を上手につなぐための仕組み作りが、今後ますます重要になってくると思われます。

当社は、「価値ある事業を創出し健康社会に貢献する」を企業理念として、2006年に設立以来、必要な医療情報をより分かりやすく、より上手に届けるためのサービスを開発してまいりました。特に腎不全領域では、2010年に、専門医とつくる医療情報メディア「MediPress腎移植」を、2016年に「MediPress透析」を開設し、患者さんやそのご家族に、最新の腎不全治療や医療施設情報を提供しています。また、2019年には、受診者と医療機関を“上手につなげる” アプリ「移植生活」を、2023年にはその改良・アップデート版の「カカリンク®」をリリースするなど、医療機関と受診者をつなぐ医療インフラサービスの開発、提供を行っています。
「カカリンク®」は、臓器移植領域の医療機関向けサービスとしてスタートしましたが、腎臓病領域、造血幹細胞移植領域、また人間ドック・検診領域などに拡大しており、今後ますますの発展が見込まれています。
当社は、今後も皆さまのお力をお借りしながら、価値ある事業を創出、提供し、これからの健康社会に貢献していきます。是非、当社と一緒にこの流れを推し進めていただければと思います。

2025年1月
代表取締役社長　富家　淳